筋トレを続けるべき理由|効果を実感できない不安の正体とは?

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筋トレを続けるべき理由|効果を実感できない不安の正体とは?

今日は「筋トレを続けるべき理由」についてお話しします。

よく、
・ジムに入会したけど続かない
・筋トレの効果を実感できない
・このまま続けていて意味あるの?
といった声を耳にします。

その気持ち、すごくよくわかります。
「ちゃんと体は変わるのかな?」
「今やっていることは無駄じゃないのかな?」

こうした筋トレ初期に感じる不安には、はっきりとした正体があります。
今回は、筋トレを始めたばかりの時期に体の中で何が起きているのかを解説しながら、なぜ継続が重要なのかをお伝えします。


筋トレで最も大切なのは「どれだけ長く続けられるか」

筋トレで一番大切なのは、「いかに長く継続できるか」という点です。

特に、筋トレ初期に現れる「筋神経促通(神経的適応)」は非常に重要な段階になります。


筋神経促通とは?|筋肉が目覚める最初の変化

例えば、トレーニングを始める前は腕立て伏せが10回できなかったとします。
しかし、継続していくうちに10回できるようになる。

このとき多くの方は「筋肉がついたからできるようになった」と思いがちですが、実は少し違います。

もともと10回できる力はあったものの、筋肉をうまく使えていなかっただけです。

トレーニングを行うことで、眠っていた筋肉が呼び覚まされ、再び使えるようになる。
これが筋神経促通(神経的適応)です。


トレーニング動作が身につく3つの過程

① 知覚過程(フォームを学ぶ段階)

  • 動作を理解し、見よう見まねで行う段階
  • 視覚や言語情報に頼りながら動く
  • 動きはまだ大まかで安定しない

② 知覚結合過程(反復で安定する段階)

  • 反復練習によりズレやミスが減る
  • 無駄な動作が少なくなる
  • 効率的なフォームへ近づく

③ 自律過程(無意識で動ける段階)

  • 視覚に頼らず正しく動ける
  • 固有受容感覚が高まる
  • スムーズで安定したフォームが完成

トレーニング刺激の5つのレベル

トレーニング刺激の5段階(筋神経促通・筋持久力・筋肥大・筋力・パワー)を示した図
トレーニング刺激は下の段階から順に積み上げていく

トレーニングには段階があり、次のステージへ適応するには約4〜8週間かかると言われています(個人差あり)。

StageⅠ:筋神経促通

フォーム習得の土台作り。軽い負荷・短い休憩で反復し、運動連鎖を確立します。

StageⅡ:筋持久力

回数を増やし、休憩時間を短くすることで、長時間負荷に耐えられる能力を高めます。

StageⅢ:筋肥大

筋肉のサイズアップが目的。特に伸張期(エキセントリック)を意識し、動作が速くなりすぎないよう注意が必要です。

StageⅣ:筋力

最大筋力向上が目的。セット間の休息を長めに取り、反復回数は少なめに行います。

StageⅤ:パワー

瞬発力を高める段階。最大出力で短時間動作を行い、休憩を十分に取ることがポイントです。


まとめ|筋トレが続かない人こそ大切にしてほしいこと

筋トレで一番大切なのは、「まずは続けること」、そして「正しいフォームを身につけること」です。

筋トレが続かない、効果を感じられないという相談は本当によく受けます。

そんな方ほど、いきなり回数や重量を増やそうとせず、少ない回数でいいので毎日同じトレーニングを行うことをおすすめします。

フォームが安定してくると、「効いている感覚」が少しずつ出てきます。

また、ジムでコミュニティを作るのも一つの方法です。
「とりあえずジムに行く」という目的をトレーニング以外にも作ることで、

ジムに行く → 人と会う → ついでにトレーニングする

という良い流れが生まれます。実際、私が勤めているジムでも、このタイプの方は継続率がかなり高いです。
もちろん、自分自身の明確な目的を持って継続されている方もいらっしゃいます。

促通 → 反復 → 自律
この流れを理解しながらトレーニングを行うことで、体は確実に、そして効率よく変わっていきます。

「無意識でも正しいフォームで動ける」状態を目指して、コツコツ積み重ねていきましょう。


参考文献

NESTA PFT

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