『膝関節とは?』膝の構造や働き、半月板についてわかりやすく解説!

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「膝が痛い」 「変形性膝関節症」など膝について悩むことって多くないでしょうか?
今回は、そもそも「膝関節とは?」といったところにフォーカスを当てて解説したいと思います。

膝関節とは?

膝関節とは、「太もも」と「すね」をつなぐ関節で、具体的に以下の3つの骨で構成されています。

大腿骨(だいたいこつ):太ももの骨で長くて太い丈夫な骨

脛骨(けいこつ):すねの骨で、弁慶の泣き所といわれている場所の骨

膝蓋骨(しつがいこつ):膝のお皿と呼ばれている骨

※腓骨(ひこつ)は膝関節に含まれるのか?
答えは、、、腓骨は膝関節には含まれません!腓骨は大腿骨まで届いておらず、脛骨の外側と関節するため膝関節には含まれません。

膝関節の作用は?

膝関節の主な働きは、膝の屈曲(膝を曲げる動き)と伸展(伸ばす動き)です。
日常生活では、歩く、しゃがむ、階段の昇り降りなど様々な場面で膝関節は働いています。
さらに、わずかな動きではありますが、回旋(ひねる動き)も可能です。
膝を曲げた際に、内側、外側へ少しだけ回すことができますが、可動域は大きくありません。

膝関節にはクッションがある?その正体は「半月板」

膝関節の中には、大腿骨と脛骨の関節面(大腿骨と脛骨の間)にクッションとして『半月板(はんげつばん)』があります。
半月板は脛骨の上関節面(脛骨の上側の面)に存在し以下の2つがあります。

内側半月板

外側半月板

この半月板は、膝関節の衝撃を和らげたり、骨同士のすべり(動き)をスムーズにしたりする役割を持っています。

半月板損傷とは?

スポーツ選手がよく「内側半月板損傷」といったニュースを目にしたり耳にしたりすることがありませんか?
これは、膝関節に強い負荷がかかった結果、内側の半月板が損傷してしまった状態です。

【半月板損傷な主な原因】

急な方向転換やジャンプの着地時の負荷

年齢による半月板のすり減り

過去のケガが原因で半月板が弱くなる

半月板は一度損傷すると自然治癒しにくいため、適切なケアや予防が大切です。

まとめ

・膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の3つの骨から構成される。

・主な働きは膝関節の屈曲、伸展 ※少しの回旋

・脛骨の上関節面には内側半月板、外側半月板というクッションが存在している。

・半月板損傷はスポーツ障害でよくみられるケガのひとつ。※特に内側が多い

・膝は日常生活でもスポーツでもたくさん使う関節。

参考文献

竹内修二著『好きになる解剖学2』株式会社講談社、2016年

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