みなさまこんにちは!いつも私のブログを読んでいただきありがとうございます😊
今回は、『膝のお皿』について記事にしました。ぜひ最後までお読みいただければと思います!
膝のお皿について、どのような役割があるのか、お皿のあたりが痛むけどどのような怪我が考えられるのか?など、膝のお皿『膝蓋骨』について構造や働きを解説したいと思います!
膝のお皿『膝蓋骨』とは?
膝のお皿とは、”膝蓋骨(しつがいこつ)”という骨のことで、膝の前側にある逆三角形の平たい骨で触るとぽこっと出っぱっているのがわかるかと思います。
膝蓋骨は大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という太ももの前側にある筋肉の腱に埋もれて存在している”種子骨”の1つです。種子骨とは、腱や靭帯に埋もれた場所に存在する骨で、膝蓋骨はヒトの体の中で最大の種子骨となります。

膝蓋骨の役割とは
膝蓋骨の主な役割は、大腿四頭筋の腱の動きをスムーズにすることです。
種子骨は主に骨と腱が擦れて傷むことを防いでくれる役割があります。角張った部分に紐を当てて擦り続けるとそのうち紐は切れてしまいますよね?大腿四頭筋の腱が膝の角張った骨に当たって痛まないように、丸くてつるんとした膝蓋骨が腱の動きを円滑にして、腱が痛まないように守ってくれています。
膝蓋骨周辺に起こるケガは?
膝蓋骨やその周辺で起こりやすい代表的なケガのひとつに『ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)』があります。
ジャンパー膝とは、膝蓋骨のすぐ下にある膝蓋靭帯に炎症が起こるスポーツ障害で、特にジャンプやダッシュを繰り返し行う競技、「バスケットボール」「バレーボール」「陸上競技」をしている人に多く見られます。

ジャンパー膝の主な症状は
・膝のお皿の下を押すと痛い
・ジャンプや着地、階段の昇り降りで痛みが出る
・動き出しでズキッとする感覚がある
ジャンパー膝の原因の多くに、「大腿四頭筋」の筋肉の緊張が原因であると考えます。これらの筋肉をマッサージやストレッチでケアをすることも大切ですし、トレーニングで大腿四頭筋の筋力の強化や、正しい使い方(ジャンプの方法など)を覚えることで、予防することもできますし、パフォーマンスアップにつながります!
まとめ
膝のお皿の正式な名前は『膝蓋骨』です。
膝蓋骨は、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の腱に埋もれている種子骨で、腱の動きをスムーズにしたり、力を効率よく伝える重要な役割があります。
膝蓋骨周辺では、ジャンパー膝などのスポーツ障害が起きやすく、注意が必要です。
膝蓋骨は膝の動きを支える大切な骨です。
もし膝に違和感を感じた際は、無理をせず早めに適切な処置を受けましょう!
参考文献
竹内修二著『好きになる解剖学2』株式会社講談社、2016年
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