有酸素運動と無酸素運動の違いとは?スポーツトレーナーが教えるそれぞれの特徴について

皆さま、いつも私のブログをご覧いただきありがとうございます!

今回は有酸素運動と無酸素運動の違いについて解説します。「分かっているようで曖昧になりがちなこの2つ」について、トレーナー目線でまとめていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

現場でよく耳にするのが、

  • 「息が上がる運動=有酸素運動」
  • 「筋トレ=無酸素運動」

といったざっくりしたイメージ。しかし実際には、これだけの理解だと目的に合わないトレーニングになってしまうこともあります。

正しく理解して、自分の目的に合ったトレーニングを行いましょう!


有酸素運動とは?

有酸素運動とは酸素を使って脂肪・糖質をエネルギーにする運動です。軽度〜中程度の強度で、長時間続けられるのが特徴です。

代表的な有酸素運動

  • ウォーキング
  • ランニング
  • サイクリング
  • 水泳

有酸素運動の特徴

① 酸素を使ってエネルギーを作る
脂肪と糖質をエネルギー源とし、特に低強度で長時間動くと脂肪がメインになります。

② 長く続けられる
20分以上継続できる運動で、心肺機能の向上に非常に効果的です。


無酸素運動とは?

無酸素運動とは短時間・高強度で、酸素をほとんど使わずにエネルギーを作る運動です。

代表的な無酸素運動

  • ウェイトトレーニング(筋トレ)
  • スプリント(短距離ダッシュ)

無酸素運動の特徴

① 糖質(グリコーゲン)を使う
高強度のため酸素利用が間に合わず、乳酸がたまりやすくなります。

② 短時間・高強度
筋力・瞬発力向上に非常に効果的ですが、長時間は続きません。


有酸素運動のメリット・デメリット

メリット

  • 心肺機能の向上:持久力UP、体力向上に効果的。
  • 脂肪燃焼:ダイエットに最適。
  • ストレス解消:エンドルフィン分泌によるリラックス効果。
  • 健康維持:生活習慣病の予防に有効。

デメリット

  • 筋肉量が落ちやすい:長時間の運動は筋肉も消費しやすい。
  • 筋力UPには不向き:筋肉を増やしたい場合は無酸素運動が必要。

無酸素運動のメリット・デメリット

メリット

  • 筋力向上:筋肥大・瞬発力UPに最適。
  • 代謝向上:基礎代謝が上がり、太りにくい身体作りに効果的。
  • 短時間で効果が出やすい:効率良く身体を変えられる。

デメリット

  • 心肺機能の向上は弱い
  • 疲労感が強い(筋肉痛など)
  • 乳酸が溜まりやすい:疲労や痛みの原因に。

代表的なトレーニング方法

有酸素運動

  • ジョギング・ランニング:持久力UP、脂肪燃焼に最適。
  • サイクリング:膝の負担が少なく続けやすい。
  • 水泳:全身運動で非常に効率がいい。

無酸素運動

  • ウェイトトレーニング:スクワット・ベンチプレス・デッドリフトなど。
  • スプリント:全力で走ることで瞬発力を鍛える。
  • HIIT:高強度と休息を繰り返す効率的トレーニング。

競技に合わせた使い分け

有酸素運動が重要な競技

  • マラソン
  • トライアスロン
  • 長時間動き続ける持久系競技

無酸素運動が重要な競技

  • サッカー
  • ラグビー
  • 短距離走
  • ウエイトリフティング

まとめ

有酸素運動と無酸素運動には異なる特徴があり、どちらも重要な運動です。

  • 持久力・脂肪燃焼を狙う → 有酸素運動
  • 筋力・瞬発力UP → 無酸素運動

また、競技や目的によって必要な体力は異なるため、両方をバランスよく取り入れることが最も効率的です。

ご自身の目標や競技に合わせて、適切なトレーニングを選んでみてください!

トレーニングメニュー作成など、いつでもお気軽にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました